したはずなんだ

「おいおい、 いっちゃん、 玲を甘やかしすぎ」
「冗談だろ。 五日間も馬で走り詰めだったんだ。 平気な君たちの方がおかしい」
 玲の自己主張は 山の中でも堂々としているHealth supplement Hong Kong
「そうかなあ。 麦兄は 馬の扱いがすごく上手い。
 ただ乗っかっていただけなんだし、 玲が 一番楽をしたはずなんだがなあ」
「休憩」

 その後も 申し訳ない素振りさえ見せることなく、 「疲れた」を連呼する玲と、
 無駄に元気いっぱいだが、 とかく見当違いの方向に進みたがる穂田里を率いて、
 黙々と登る衣都の行く手を、
 やがて 大岩が壁のように屹立する岩場が立ち塞いだ。

「無理」
 玲が 一言のもとに拒否宣言をした靈恩派 福音派

「玲は 俺が引っ張り上げてやる。
 分かった。 おんぶして登ってやろう」
「嫌だ。 ぜぇーったいに断る」
 どちらも譲らないから 押し問答になる。
 静かな深山に、 すったもんだの二人の声が 無駄に響き渡った。

「あれっ、 いっちゃんは何処だ。
 俺たち見放されたか。 それとも迷子になったのかな」

 気が付けば、 衣都の姿が見えない泰國退休移民